中高年失業中日記「心底死にたいと思ってらっしゃる方へ」2011/09/10 23:59:59

投稿者: イクタシバ イタル
タイトル: 心底死にたいと思ってらっしゃる方へ
日付: 09/10/2011 23:59:59
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■心底死にたいと思ってらっしゃる方へ。その気持ちを一旦どこかに棚上げしませんか。「死にたい」という気持ちが根底にあると、その上に置かれるすべてのことは、喩えそれが良いことであっても、なかなかうまく作用しないし、悪いことであれば尚更変に悪いことになると思えます。ここは一旦気持ちの上でその「死にたい」という思いを分離隔離し本来の自分である精神状態に戻りませんか。

 以前私がやっていた方法をお伝えしたい。役に立つかどうかはわかりませんが一度試してみて下さい。

注意:この方法は肉体的にはまったく危険はありませんが、精神的につらいと思うことがあるかも知れません。単なる気休めに終わるかもしれませんし効果のほども保証しません。また、この方法により変なことになっても当方は何ら一切責任を負いませんので、ご了承の上試みて下さい。

1.準備
 ・ノート(百均で売っているので十分です。一冊用意して下さい。)
 ・筆ペン(鉛筆、ボールペンでも構いませんが、個人的には筆ペンをお勧めします。)
 ・封筒(ノートが収まる大きさの封筒。これも百均で売っているもので十分です)

2.実践

 Ⅰ.分析し棚卸しする。

 まずはどうして今あなたが「死にたい」と思っているのかを分析して下さい。
 あなたが今「死にたい」と思っているのは、そう思う、いや、そう思わされている原因があるはずです。おそらく職を得られず家族との生計もこのままではどうなるかわからず、もう心底人生の崖っぷちにあるという状況だから、それがあなたが「死にたい」と思ってしまう一番の要因ではないでしょうか?(他にもあるのかもしれませんが……)
 もしその要因がなくなった、具体的には例えば職が見つかり何とか家族との生活が維持できるようになったとして、それでもあなたは「死にたい」と思うのでしょうか。今までのこのブログに寄せられた「死にたい」という類のコメントを読むに、もう「死にたい」とは思わないのではないでしょうか。
 それとも、あなた自身、要因云々関係なく、ご自身がどんな状態であっても「死にたい」と思ってらっしゃるのでしょうか? そうじゃないでしょ? そういった要因を取っ払ったあなた自身は「死にたい」わけではないでしょ?

 前置きが長くなりましたけど、要はあなたが今どうして「死にたい」と思っているのか、何があなたを「死にたい」と思わせているのかを分析してみて欲しいのです。難しいことではありません。

 ノートに思いつくまま筆ペンで書いてみて下さい。(文字の大きさは自由です。殴り書きみたいな書き方でも構いません。自由に書いてみて下さい。但し必ず読める字で書いて下さい。)

 何でもいいから書いてみてください。些細なことでもいいし、恨みつらみでも愚痴でも泣き言でもいい。具体的な事象、気持ち等、とにかく今あなたがどうして「死にたい」と思っているのか、そういう考えに至ったと思われる要因等を箇条書きでも殴り書きでもいいですから、包み隠さず書き出して下さい。そのノートはあなたしか見ないのですから遠慮はいりません。少しでも要因、あなたの気持ちと思われたら、それを書き出して下さい。疑わしいと思われたものも必ず書いて下さい。

 おそらくあなたを「死にたい」と思わせている要因は一つや二つではないと思います。私はひどい時は結果的にそれが数十個にも及びました。書き出していくにつれ、無意識にしか存在しなかったことも含め自分で今まで気が付かなかった気持ちや考えが必ず現れてくるからです。

 注意して欲しいのは、絶対に途中でやめないこと。途中でやめたらその感情だけが意識上に残ることになり、余計にひどくなりますから、やらない方がいいです。必ずあなたが「これ以上はない」と思えるところまで考えて書き続けてください。
 
 もうお分かりと思いますが、これが「分析」と「棚卸し」です。これにより今まであなたが漠然とモヤモヤとした気持ちの中で「死にたい」と思っていた(思い込まされていた)要因がはっきりするはずです。
 
Ⅱ.要因、その時の自分の気持ちをきちんと認識する。

 自分で「もうこれ以上はない」と思えるくらいに書き終えたら、それらを一つ一つ、必ずゆっくりと声に出して読んで下さい。(自分の耳に聞こえる程度の声出し黙読でけっこうです。)

 読んでいると、つらくなって気持ちが滅入りますし心が折れてしまいそうになると思いますが、それでも最後まで読んで下さい。

 また、読んでいるとその項目項目に、つい気持ちが入り込み、それについてまた思い返したり考えにふけてしまったり、あらぬ妄想に走ってしまったりすることがあると思いますが、できるだけそういったことはしないようにして下さい。自分が書いた文章を、単なる事実や気持ち、感情の一つとして単純に受け止めてください。

 つらい作業になるかもしれませんが、必ずきちんと最後までやって下さい。
 
 これが「要因をきちんと認識(再認識)する」です。これにより、今あなたが「死にたい」と思っている要因が明確になるはずです。どうして自分が「死にたい」と思うにまで至ったか、何が自分を「死にたい」と思わせているのかが、自分ではっきりとわかると思います。
 
Ⅲ.自分に問い掛ける

 読み終えたら、自分に訊いてみて下さい。
 
 「もしこれらの要因がすべて解消されたとして、それでも自分は死にたいか?」
 
 どうでしょうか。あなたを「死にたい」という気持ちに至らしめたこれらの要因が綺麗さっぱりなくなったとしたら、それでもまだあなたは「死にたい」と考えるでしょうか。単純に考えてみてください。

 現実的には簡単に解消されるものではないでしょう。そんなに簡単に解消できるものであれば、とっくの昔に解消しているでしょうからね。どれも自分の力ではどうしようもないものばかりで、だからこそ「死にたい」という思いにまで至ったものであると思います。しかし、ここでは一切そういう気持ちをなくし、単に自分を取り巻いている事象の群として捉え、それがなくなった場合に「それでも死にたいと思うかどうか」をご自身に訊いてみて下さい。
 
 おそらくほとんどの方が「死にたいとは思わない」と思われると思います。自分を「死にたい」と思うに至らしめた要因がなくなるのですから「死にたい」と思う道理はないわけです。
 
「死にたいとは思わない」と思われた方、これで完全に自分の本心と、「死にたい」と思わせていた要因がはっきりと分別できたはずです。単に自分を「死にたい」と思わせている要因が存在するだけであり、自分は本当は死にたいわけではないとうことが認識できたと思います。
 また、もっと極端なことを言うと、自分を「死にたい」と思わせている要因も実は大した要因でないかもしれません。その要因に対して自分が「問題だ」と思っているから自分の中で「問題」と認識しているわけで、例えば無理やりにでも「そんなの問題でもなんでもない」と思えば、その事情はあなたの中で「問題」ではなくなります。
 結局は「問題」と思うからそれは「問題」になるのであって「問題」と思わなければ「問題」にはならないのです。

 逆にそれでも「死にたい」と思われる方。他にまだ要因があると思われます。ⅠとⅡの作業をもっと突き詰めてみて下さい。
 しかしそれでも「死にたい」と思われる方、つまり「死にたい」と思わせる要因がすべて明らかになり、それらすべてが解消されたとしても、それでもまだ「死にたい」と思われる方は、別次元の話になると思いますので、今回の話には適合しません。
 
Ⅳ.棚上げする。

 Ⅲまでの作業により、自分の「死にたい」という気持ちに至らしめた要因や自分の気持ちと、自分の本心である「死にたいとは思わない」という気持ちが、はっきりと別れました。とはいえ現実には「死にたい」という気持ちに至らしめた要因は解消されてはいませんし、「死にたい」という気持ちも消えてはいないでしょう。しかし、自分の「死にたい」という気持ちに至らしめた要因や「死にたい」という気持ちを棚上げすることはできるのです。
 
 封筒を用意してください。そしてその中に先ほど色々と書き連ねたノートを入れ、糊でしっかりと封をします。そして付箋程度の小さな紙を用意し、それに「封印」と書いて封筒の封に糊でそれを貼り付けてください。そして自分の拇印で封筒とその「封印」と書かれた紙に割り印をして下さい。
 これは自分の決意です。問題が解消されるまで決してこの封筒の封を開けないという決意を込めた割り印と意識して下さい。
 次にこの封筒を文字通り「棚上げ」にします。住まわれている住居の都合により難しいかもしれませんが、家族の目にはなかなか触れることのない、しかして自分はいつでもその封筒を視覚に入れることができる場所に置いて下さい。例えば私は本棚の一番上にいくつか入れていたパンフレット類の封筒の束の間に入れたりしていました。やはり家族がそのような拇印で割り印された封印紙が貼られた封筒を見つけたりすると良からぬ不安を覚えると思います。家族にそういった無用の心配をさせないためにも、必ず普段容易に家族の目に触れるような場所でなく、かつ自分がその封筒の存在を認識できる場所に保管して下さい。
 
 あくまでも気持ちの上ではありますが、これで自分の「死にたい」という気持ちに至らしめた要因や「死にたい」という気持ちを「棚上げ」しました。今ある自分はそういったものが離れた、本来の「生きたい」自分です。
 
 もちろん問題自体は解消されていませんから、解消されない限りこれからも自分に関わったままです。自分を「死にたい」と思うに至らしめる新たな問題が生まれることもありえるでしょう。ですが、中高年でいつまで経っても職が見つからず、心底「死にたい」とまで思うに至ってしまうほどになってしまった人間に起こる新たな問題はたいていが、今までに発生した問題と類似、もしくは派生したものである場合が多いと思います。気休めかもしれませんが、そういった新たな問題も結局は封印し「棚上げ」したあのノートに書いてあるものと同類と思えばいい。そうすることによって、「死にたい」「という気持ちが本当の自分に入り込むことを防げる。すべての嫌な気持ちはあの封印したノートに蓄積されるのです。
 
「そんなのただの気休めに過ぎない。問題は何も解決しない」とおっしゃられる方もいると思います。ですが「死にたい」という気持ちが根底に残った状態と、その気持ちを分離して隔離(棚上げ)した状態とでは、事にあたる時の自分が違います。気休めであるにせよ、こういった儀式めいた事が人間の精神に何かしらの影響を与えるであろう事は、かつて私が実際にやってみて効果が多少なりともありましたから、個人によって効果の有り無しはあると思いますが、まったくの無駄には終わらないと思います。

Ⅴ.最後に

 ノートを入れて封印した封筒は、自分で「もう死にたいと思う必要はない」と思える状態になったら処分して下さい。但し封印は解かずにそのまま処分することをお勧めします。封を開けてノートを見ると再読したいという気持ちに襲われます。そしてほとんどの方が読み返し「あの頃こんなことを思っていたのだ」と思うでしょう。ですが、その当時のことなど思い返す必要はありません。綺麗さっぱり忘れてしまう方がいい。何せ「本当に死にたい」とまで思わせた要因が自分の言葉で書いてあるのですから、その言葉は容易に自分の胸の内に入り込んでしまい、無意識にあっという間に消化されてしまいます。過去の良かったことを消化するのなら以降もプラスとなるでしょうが、「死にたい」と思うに至らしめたことに関する恨みつらみのような言葉を消化するとマイナスに働かないとも限りません。ですので私は封印を解かずにそのまま処分することをお勧めします。
 とはいえゴミや新聞回収で出すと、「封印」の紙や拇印が押されている封筒を誰かが興味本位で開けてしまうかもしれませんから、それも何か嫌に思えます。かと言って自宅で焼却するというのも難しいでしょう。
 私がお勧めする方法は、例えば初詣に行った際に古いお札や破魔矢を焼却している神社があると思いますので、そこで一緒に焼却してもらう、もしくは小正月ごろに地域によっては行われる「どんど焼き」に出す、という方法です。もしくは近くに海岸があるのでしたら、そこで燃やすなど、色々方法はあると思います。
 
 以上、長々と書きましたが、少しでも気持ちを入れ替えてもらい不幸なことが起こらないようにと願いながら書かせていただきました。気休めかもしれませんが、少しでも役に立てばと思います。

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コメント:
投稿者: おっさん
日付: 09/11/2011 13:57:29
タイトル:
お忙しい中、親身なコメント本当にありがとうございます。
ご本人様も精神的に疲れているのに本当に感謝いたします。
本当にどうもすいませんでした。

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コメント:
投稿者: イクタシバ イタル
日付: 09/11/2011 14:22:30
タイトル: Re: タイトルなし
おっさんさん こんにちは
コメントありがとうございます。

お気になさらずに。
以前の自分の経験が少しでもお役に立てばと思い、おせっかい心が出ただけですから。

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コメント:
投稿者: 同世代女子です。
日付: 10/27/2011 22:18:10
タイトル: ありがとうございます。
最近このブログを発見、共感を得ながら拝見させていただいております。
実に人間らしい表現力
陰ながら応援してます。
私事ではありますが、様々な事情で40半ばで再就職を目指す立場です。
しかし私にはたいしたキャリアがありません。
女で40越え…
パートでも難しいです。
何十社もお祈りです。
ハロワで奇跡的に面接にこぎつけても放置されたり、情けない日々でした

最近ですが前職の経験を生かせる職場をみつけ、たまたま紹介派遣だったのですが運良く採用していただけました。
ただ保険に入れないほどの短い労働時間
何ヵ月も無職で、この際ないよりましと飛び付いたものの通勤もかなり遠く派遣なので交通費も出ません
それでもないよりましと思いとりあえず頑張ってます

実は数ヶ月前は自殺願望があり、今でもたまに顔をのぞかせます(苦笑)
この棚卸しの記事、かなり有効だと思います
私は心理学の本を読みあさり気持ちの方向を変えました。

長くなってすみません。
どうか頑張って下さい。
共感してる人間がここにもいます。

くれぐれもお体を壊されませんように。

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コメント:
投稿者: イクタシバ イタル
日付: 10/28/2011 02:05:28
タイトル: Re: ありがとうございます。
同世代女子です。さん こんばんは
コメントありがとうございます。

> 最近このブログを発見、共感を得ながら拝見させていただいております。
> 実に人間らしい表現力
> 陰ながら応援してます。

「実に人間らしい表現力」とおっしゃっていただけると、「小説書き」を究極の夢としている私としては非常に嬉しいです。

> 私事ではありますが、様々な事情で40半ばで再就職を目指す立場です。
> しかし私にはたいしたキャリアがありません。
> 女で40越え…
> パートでも難しいです。
> 何十社もお祈りです。
> ハロワで奇跡的に面接にこぎつけても放置されたり、情けない日々でした

 心情よくわかります。私はもうすぐお祈り300社に到達しそうです。

>
> 最近ですが前職の経験を生かせる職場をみつけ、たまたま紹介派遣だったのですが運良く採用していただけました。
> ただ保険に入れないほどの短い労働時間
> 何ヵ月も無職で、この際ないよりましと飛び付いたものの通勤もかなり遠く派遣なので交通費も出ません
> それでもないよりましと思いとりあえず頑張ってます

 それもある意味、縁のひとつでしょう。そこから何か道が開ける可能性もあるかもしれませんね。ただ、私がこの3ヶ月深夜労働をしていても、そういった兆しが見えないので、私の言う事にあまり信憑性はないかもしれませんが……(汗)。

>
> 実は数ヶ月前は自殺願望があり、今でもたまに顔をのぞかせます(苦笑)

 私は幸いなことに今のところ(今までも)自殺願望はまったくありません。代わりにあるのは「天寿全う願望」です。例えば今突然末期ガンになって余命3ヶ月と言われても、それが自分に与えられた天寿ならそれでけっこうと思っています。

> この棚卸しの記事、かなり有効だと思います
> 私は心理学の本を読みあさり気持ちの方向を変えました。

 ちなみに私の経験談ですが、心理学の本だと問題はないのでしょうが、巷に溢れているスピリチュアル系の本は要注意です。例えば「今の自分を変えたい」とか「人生を変えたい」「ありのままの自分でいよう」「自分のやりたいことをやろう」っていうようなことを、おまじないもどきを唱えて実行することを推奨しているような本。
 必ずしもそうだとは言えませんが、私のような根がぐうたらな人間がそういう本を読むと、心の底で「楽したい」と思っているわけですから、結局楽な方へ楽な方へとばかり進んでしまいます。「なりたい自分」つまり「ぐうたらしたい自分」へと導かれてしまうのです。こういったスピリチュアル系の本に書いてあることは、向上心旺盛な方にはプラスに働くのでしょうが、そうでない私のような人間だとマイナスに働くのも事実です。ご参考までに。

> 長くなってすみません。
> どうか頑張って下さい。
> 共感してる人間がここにもいます。
>
> くれぐれもお体を壊されませんように。

 同世代女子です。さんもご自愛の上、どうか頑張ってくださいね。よろしければまたコメントしてやって下さいませ。

よろしければコメントなどを……