中高年失業中日記「ヘルパー2級実習一日目」2011/06/10 23:39:22

投稿者: イクタシバ イタル
タイトル: ヘルパー2級実習一日目
日付: 06/10/2011 23:39:22
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■ヘルパー2級の実習に行ってきました。「訪問介護同行実習」とあったので、個人の利用者さん宅へ赴いてヘルパー業務の実習をするのかと思っていましたが、そうではなくて、知的障害者の一時預かり施設でのヘルパー業務の実習でした。
 ヘルパー業務と言っても、よく介護で見受けられるような業務ではなくて、施設内で知的障害者の方と一緒に過ごすというものです。「過ごす」というと抽象的ですが、具体的には障害者の方一人につき、一人のヘルパーがついて、一緒に遊んだり喋ったりするものです。もちろん知的障害者の方ですから、まったく普通というわけではありません。一つの動作に異常に固執したり、時にちょっと奇声を発したり、普通の感覚ではちょっと考えられないような行動を取ったりされます。
 こう書くと何か大変で面倒くさそうな作業のように聞こえますが、私の個人的な感想ですが、全然そんなことはありませんでした。一緒にいてその人を見守る、喩えて言うなら感覚としては小さな子供を見守るような感覚です。子供さんがいらっしゃる方であればわかると思いますが、自分の子供が小さかった頃に自分が持っていた感覚とほとんど同じ。楽しいことがあったら同じように笑い、いいことをしたら褒め、悪いことをしたら叱る。必要であればスキンシップも取る。今まで奇怪な行動のように思えた彼らの突飛な行動も、それは彼らそれぞれの突出した個性なのだと実際に彼らに触れ合ってみてよくわかりました。そして、ある意味彼らは本当に純粋なのだと、うわべの振る舞いなんて簡単に見透かされてしまうくらいに、まっすぐなのだと改めて思いました。
 午前十時から午後五時近くまで、何人かの人たちを担当ヘルパーさんと一緒に過ごさせてもらいました。人が変わるたびに、きちんと対応できるかという不安はありましたが、どちらかというと杞憂に終わり、時間もあっという間に経ちました。
 世間でよく聞かれる老人介護に対するヘルパー業務は、身内にできても他人には無理と悟り、就業対象から外しましたが、同じ介護でも、こういう方向ならもう一度考えてみてもいいかなと思いました。確かにきれいごとで済む部分だけじゃない、とんでもないことをしなくてはならない場合だってあるだろうと思います。ですが今日一日、知的障害者の方と共に(たった一日ですが)過ごしてみて、悪くはないと思えました。(とはいえ、待遇面がどうなのかという現実的な問題はありますが……)

 出かける時は本当に行く気がしなくて、嫁さんが家にいた手前、行かないなんて言ったら逆鱗に触れること間違いなしでしたので、「どうとでもなれ!」という気持ちで出かけたのですが、結果としては、いい体験ができたと思ってます。そういう意味では何事も経験してみなければわからないってことでなんでしょうね。いい歳して今頃何を言ってんねん、って話ですが。
 そういう意味では来週から始まる、一般的な介護(つまり老人に対する介護)に関しても、経験してみないとわからんということになりますかね。(しかしこっちに関してはおそらく自分が予想している結果になると思っていますが。)

■上記のことはさておき、転職活動自体は滞ってしまっています。今日、このブログを読んで下さっている方から採用が決まったというコメントをいただきました。
 すばらしいです。きっとそこに至るまでには、苦しかったことが多々あったと思います。それらを乗り越えて採用という栄冠を手に入れられた。
 本当におめでとうございます。願わくば二度とこっち側に来られることのないよう、ご活躍をお祈り申し上げたいと思います。(こういう「お祈り」は最高でしょ(笑))

 それにしても羨ましい……、正直な気持ちです。

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コメント:
投稿者: fujimachado
日付: 06/11/2011 01:10:26
タイトル:
私の知人(元サラリーマンの中年男性です)で介護をしていた人がいます。
通年で2、3年やっていたそうですが結局、
介護業界からは身をひいています。
食便は体験したことはなかったようです。
下の世話は慣れるといっていました。
(私はやっぱり駄目ですが…)
身をひいた理由はずばり給料だったそうです。上がらないというのがネックだったみたいです。

介護業界も広いので、頭ごなしに否定せず、色々、みれば自分にマッチしたものがあるのかも知れないですね。

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コメント:
投稿者: イクタシバ イタル
日付: 06/11/2011 14:15:01
タイトル: Re: タイトルなし
fujimachadoさん こんにちは
コメントありがとうございます。

やはりネックは待遇ですね。改善されれば、もっと人が集まると思いますが、介護保険という制度の下で行われている以上、望み薄でしょう。何だかんだ言ってもビジネス、今の制度下では経営者層がいい目を見るというのは他の業界と一緒ではないかと思います。

> 介護業界も広いので、頭ごなしに否定せず、色々、みれば自分にマッチしたものがあるのかも知れないですね。

確かにそう思います。ですが、私のような状況にある人間は、一時の思いで決めないようにしないといけないと思います。気持ちが非常に焦っている状況では、まともに考える力が変に作用することがあるからです。切羽詰った状況ではありますが、ワンクッション置いて、本当にこの仕事でいいのか再考する機会は必要ですね。

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コメント:
投稿者: 同業者
日付: 06/11/2011 16:49:26
タイトル:
介護っていうと身体介護って思い込んでいましたが、いろいろあるんですね。

他にしたいことがあるけど、現実は・・・
有りましたけど、したいことがあるって良いですね。
でもしたいことって現実には生活のため一番にカットされるんですよね(笑)
 
自分に合うか合わないかの適正ってあると思いますが
いま新卒の就活なんかをみていると、合う合わないよりも
仕事がある、ないで選んでいるように思います。
私達の就職試験には必ず適正検査がありましたよね
いまはそんなの関係無く、今の人たちが可哀想です。
自分がいた業界でなんですが
若い人たちはソフト業界はやめた方がいい、出来れば英文字カタカナ文字の職業も
中高年になったときに、それまで積み上げてきたものが無意味になる。
昔からある漢字の職業で、積み上げたものがスキルとして認められる職業について欲しいですね。

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コメント:
投稿者: fujimachado
日付: 06/11/2011 22:43:09
タイトル:
冷静に考えることは必要ですね。

まして、介護業界は大変そうですから。

いいとこ、悪いところを考えて、自分でいけると確信できるまでは、考え抜く必要がありますね。

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コメント:
投稿者: イクタシバ イタル
日付: 06/12/2011 14:16:35
タイトル: Re: タイトルなし
同業者さん こんにちは
コメントありがとうございます。

> でもしたいことって現実には生活のため一番にカットされるんですよね(笑)

本当にそうですね。したいことが仕事になれば(それで儲からなくても生活できれば)、それはもう本当に幸せなことだと思います。私もできればそうなって欲しいと思います。ですが現実はそうは行ってくれません。現実のために仕事をすると、本当にやりたいことはあっという間に遠ざかっていきます。生活に追われ、時間がなくなると、もう本当に夢のレベルになってしまいます。本当はそんな中でも毎日少しずつ夢に向かってコンスタントに努力するべき、いや、そうしないといけないのでしょうし、今、したいことを仕事にしている人はそうしたからこそ実現できたのでしょう。ある意味不屈の精神が必要なのだと思います。
 そういう意味では無職である間は、したいことに向かって努力ができる時かもしれません。何せ時間だけはたっぷりありますからね。ですが、お金の面で困り出すともうダメですね。いくら時間があっても気は落ち着きません、焦るばっかりです。うまく噛み合わないものです。

> 若い人たちはソフト業界はやめた方がいい、出来れば英文字カタカナ文字の職業も
> 中高年になったときに、それまで積み上げてきたものが無意味になる。
> 昔からある漢字の職業で、積み上げたものがスキルとして認められる職業について欲しいですね。

まったく私も同感です。おそらく今IT業界でSEやPGをしている若い方々は、あと20年もすれば今の私のような立場になる可能性がかなり大きいと思います。自分が若い時に、40代の技術者達がいつの間にか見えなくなってしまうけど、どこに行ってしまわれたのだろうとよく思ってました。そして今自分自身の身を持ってその答えを示しています。
 歴史は繰り返す。ソフト業界や英文字カタカナ文字の職業に踊らされるな、と今の学生さんに言いたい。これからも廃れることのない職業は何か、長く、老いるまで続けられる仕事は何か、をよく考えて探して欲しいと思います。
 例えば、職人さん、調理師さん、理容師さんなど、これからもニーズは減りませんし、身に付けた技術は一生もんだと思います。少なくとも、その時々の時流に踊らされ、あっという間に廃れてしまうITの技術なんかよりも、よほど長持ちするんじゃないかと思います。
 
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コメント:
投稿者: イクタシバ イタル
日付: 06/12/2011 14:21:38
タイトル: Re: タイトルなし
fujimachadoさん こんにちは
コメントありがとうございます。

特に、気持ちが焦ってしまった状態で即決してしまうことは避けた方が良さそうです。
一息入れて、もう一度新たな気持ちで考えることが必要でしょう。

ただ、考えすぎてしまうのも、ダメなのかもしれません。そうなったら(バイト等をしてみて)一度経験してみるのも一つの手かもしれませんね。

よろしければコメントなどを……