こんにちは。ネオです。
今回の記事では、 出口治明著「本物の教養」を読みましたので、書評をお送りします。
以前からのベストセラーで、本の存在も知っていたのですが実際にご縁があったのが今になりました。

◆「本物の教養」の著者 出口治明さん
Free-PhotosによるPixabayからの画像
著者の出口治明(でぐちはるあき)さん…今は(2020.02.09)立命館アジア太平洋大学学長が肩書ですが、ライフネット生命保険株式会社の創業者の方が、馴染みがあると言う人は多いでしょう。
京都大学法学部卒業後、日本生命に入社しロンドン現地法人社長・国際業務部長などを経て退職後…ライフネット生命保険株式会社を設立~の流れで、上場も果たしているので経済人としても、文化人としても一流の方と言って良いでしょう。
この本、全体的にとても勉強になりましたが特に私はある部分に共鳴しました。
教養とは自分の頭で考える事で、そのバロメーターは「腑に落ちる感覚」であると書いています。本当に自分でよく考えて納得出来たとき、私たちは腑に落ちたと言う感覚に至ると。
ところが出口さんは、この腑に落ちるが現在軽視されているのではないか?と問題提起されています。ある話題について誰かの説明を聞いたら、それだけでもう分かったつもりになる、答えを安直に欲しがると。
Aさんの意見を聞けば、「なるほどな」と、次にまったく反対のBさんの意見を聞けば「その通りだな」と…こうならないように自分の頭で考えて本当に腑に落ちるかが大切だと書いてます。
◆出口治明著「本物の教養」を読んでネット社会に思う事
Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
ある事を検索して、最初のページのしかも上の方のサイトだけ読んで、理解した気になる。でも、後ろのページの下の方に本質があるって事あるかもね!?
すっきりしない情報を、色んな所から集めて自分の頭で検証し、本当に納得する事が自分の頭で考えると言う事で、物事を見誤らない重要な作業であると書いています。
私にとって大変耳の痛い話…正に私は出口さんが指摘しているようなところがあります。みなさんはどうでしょうか?
勿論、ちゃんと自分で考えていると言う方も多くいると思います。
「君と一緒にしないでくれ」と言う声が聞こえてきそうですが…
◆【書評】出口治明著「本物の教養」まとめ…共鳴と共感
Free-PhotosによるPixabayからの画像
上記で、出口さんの指摘に共鳴したと書きました。
言葉は時代とともに変わるし、人によりニュアンスも違います。私は共鳴と共感は使い分けていまして、共感は普通レベルの納得で共鳴はその事柄を見聞きしたことにより、何か行動を起こしたくなった時に使います。
出口さんの本に出会い、何かをしたくなった…実はこれがブログを始めた一つの理由でもあります。
話題や出来事の選定は、私の独断になるので見ている方にフィットしない時もあると思いますが、長く続け多くの話題を取り上げたいと思いますので、どうかお付き合いください。
この本のまとめを書くなら「勉強になりました」ですね。
では、またお会いしましょう。by ネオ